手の下で起こること

京都整体の粟野です。

このブログを読んでいただいている皆さんも、いろいろなお仕事に携わられていると思います。何かの仕事(職業)では無かったとしても、何かに人生の自分の時間を使うことはたくさんあると思います。そして、一つ一つのそれらには、「何のために」が大なり小なりあるのではないでしょうか?

私の場合は、来院される方の不調や痛みを取り除いたり、未病の状態から健康な心身への改善を促すためということになります。

施術中の手の下では、関節の歪みが取れていって筋肉が緩んだり、神経の異常な緊張が抑制されて循環が改善したり。解剖生理学的に正常な状態に戻っていくための良い変化がいろいろと起こっていきます。 結果、様々な症状が減っていきます。

そしてそれは、QOL( Quality of Life )が高まることにもつながります。

体の不調が少なくなるので、 心配や不安が減りやりたいことが無理なくできるようになる。すばらしいことですね。

ただ、ここでもう少し掘り下げて考えてみました。

整体を受けた人の心身の不調が無くなっていくのに加え、その人の生活(人生)によい引き寄せが起こり始める、そんな変化が起きていかないだろうか?

人のからだが、単に血や肉や骨などだけの集合体ではないと考えると、からだが整えば、そういう良いことが起こり始めるのは至極当然のことのように私は思います。

触れている方の人生に、このような良い引き寄せが起きるようなイメージを持ちつつ、実は施術中に手を当てているのでした。

勿論、普段の不摂生や自身への無頓着があっては難しいですが、健康への配慮があれば不必要に不安や怒りなどのマイナスの感情になることが減っていき、日常生活の中にあるたくさんの必要なサインに気づきやすくなって、良い毎日、良い人生になっていくのではないでしょうか。

冒頭の「何のため」に整体をやっているのかの自分なりのひとつの答えはそういうことなのかもしれません。