整体! 場所も時代も超えていける!!

京都整体の粟野です。

西郷隆盛の肩こり腰痛も、アントニヌスの内臓疲労もどんとこい!!!

すいません、「坂本竜馬の」と書きかけて「西郷どん」に乗っかってしまいました。

今回は整体(徒手療法)というものについての私なりの考えを少し書かせていただきます。そもそも、なぜこの仕事に興味を持ったかという話なのですが、「アナログな手仕事で」「普遍性がある」という点に強い関心と可能性を持ったのが始まりでした。

以前、仙台のパン屋さんで働いていた時に、「職人的な手仕事っていいな」という思いが下地にありました。

また、その当時、知り合いに美容師さんがいたことと、テレビで床屋さんや美容院の無い離島に若い美容師の方たちがボランティアに行くという内容の番組を観たことが気持ち的にとても大きなきっかけとなりました。椅子と小さな手鏡だけで美容師さんがご年配の女性の方の髪をきれいに整えていきます。離島の為になかなか髪を整える機会が無かったので、おばさんはとてもうれしそうな笑顔でした。

この時に「特別に大仰な道具や場所が無くても出来る手仕事っていいな」と強く感じました。加えて電気が無いところでも出来ることも自分の強く求めるところでした。

いろいろと考え目を向けた結果、この点を満たすものとして、健康に関わる徒手療法に目が向けられました。

ベッドと小さいスペースがあれば、自分の身ひとつでできる。これはすごいじゃないかと。

(実際に東北や熊本の震災の時にはボランティアで参加された先生方もおられましたし、施術家同士でのFBでの呼びかけもありました。)

もう少し、話をしていきましょう。「普遍性」これもとても心を惹かれる言葉です。物理数学の公式のような、自然の摂理のような世界遺産の建築物のような・・・

時代の変化と共に目まぐるしく変わっていかないと価値が保てないもの。たくさんあると思います。同時に、昔から変わらずに伝わっている良いものの根底にある普遍性、これにもとても魅力を感じます。

すいません。ちょっとかっこつけてしまいました。

昔、「JIN 仁」というドラマがありました。例えば江戸時代や古代ローマにタイムスリップしても整体やオステオパシーなどの徒手療法は時代と場所を超えて使えるわけです。こんなことを妄想したりしていました。

これはすごいじゃないか!と(2回目)

明治維新の真っただ中で、身体を酷使していた西郷さん。おそらく心身のつらさは多く抱えていたと思います。筋骨格の調整と頭蓋の調整ができたら喜ばれたでしょう。古代ローマでは、過食、美食、運動不足の貴族たちの内臓疲労には骨盤、消化器のリリースが効果的だったでしょう。肉体を酷使していた奴隷の身分の人達には高価な薬を用いずに身体のメンテナンスを受けてもらえたら彼らはとても助かったと思います。

言葉の壁による患者さんへの問診、検査、カウンセリングの不利はありますが、まあなんとかなるでしょう。

今までも、中国の方、台湾の方、韓国の方、イギリスの方、イタリアはナポリの方(ナポリと書きたかった)、南アフリカの方、ドイツの方、いろんな国の方に施術させていただいきましたが、徒手療法の施術は同じく使えるのです。

だって同じ人間だもの。解剖生理の部分で大差はないので当然ですが、その当然のことに感動を覚えます。

長々と書いてしまった割にはなんだか内容の薄い文章になってしまいました(笑)。

まあ、そんな感じで。

まとめると、お体のつらさで悩まれているのでしたら我慢せずにどんな方でもウェルカムです。ということでした。肩こり腰痛だけでなく、内臓の疲れや不調、色々なストレスによる自律神経や脳の疲労。少なくないですよ。

古代ローマからタイムスリップしてきてしまった方も、もしおられて現代の生活で疲れをため込んでいましたら、どうぞ気兼ねなく体を診させていただければと思います。