春先のデトックスで、初手▲2六歩。 

京都整体の粟野です。

日差しがすっかり心地よい春という感じになってきましたね。烏丸御池周辺の雰囲気も、天気の良い朝は最高です。

そんなわけで、今回は春とデトックス(detox)のお話です。

デトックスについては、ウィキ先生から引用させてもらうと、だいたい以下のようなかんじです。

デトックス(detox)

”体内に溜まった毒物を排出させることである。この呼び名は “detoxification”、解毒の短縮形である。つまり、(体内から毒素や老廃物を)取り除くことである。主に重金属や合成化合物、薬物のうち、特に有害なもの)が蓄積され、また自身の体内からも活性酸素などが生成されている」とされている。デトックスとは主に下記(このブログでは省きます)の方法で、こういった体内の有毒な物質を排出することを指す。これら有害な物質の多くが脂肪に蓄積されることから、ダイエットと関連付けられることもある。”

結論から言うと今回のお話は、

デトックス=毒出し。春に整体でデトックスするのは良いですよ~というお話です。以上。

・・・なのですが、お時間ある方は、もうちょいとお付き合いくだされば幸いです。

「皆さん、何を解消するために整体を受けられますか?」

肩こり、腰痛、手足のしびれ? 膝の痛み、腱鞘炎、四十肩? 頭痛にだるさなどの倦怠感?  ギックリ腰、寝違え?

そうですね。たくさんいらっしゃいます。上にあげた「症状」の他にもいろいろあると思います。

でも、上にあげたものたちは、症状はいろいろな様相を呈していますが、全てに共通して言えることは、「滞りによる循環不全」です。身体にとっていらない疲労物質(ごみ)が溜まている状態ということです。慢性的な症状だけでなくギックリ腰、寝違えなどの急性症状も実はそうなんですね。

よく春先や秋口の季節の変わり目、寒暖の差が大きい時期にはギックリ腰や寝違えで来院される方が増えますが、症状が出ている首や腰だけが悪いわけではなくて、全身疲労によるものが多いです。ギックリ腰の患者さんの下腿(ふくらはぎ)がパンパンに張っていたり、寝違えの方の横隔膜や腹部が緊張していたりetc。

もちろん疲労物質だけでなく、色々なストレスなど形のないものも(自覚のあるなしにかかわらず)溜め込んでいる場合が多いと思います。

みなさん、どうでしょうか?年が明けてから2ヶ月があっという間に過ぎて、来月から環境の変化がある方も少なからずおられるでしょう。疲労物質となんやかんやのストレス、意外と溜め込んでいませんか?

ちょうど今、春に移り変わるよい季節です。この時期のお体のデトックスはとても大切なのです。冬眠から目覚めた熊も、体に溜まった老廃物や毒素を出すためにフキノトウを食べるというお話は有名かもしれません。フキノトウの苦味やえぐみ成分が毒出しになるわけです。

フキノトウ以外にも、春の山菜、野菜のアクやえぐみ、苦味成分(植物性アルカノイド)は胃腸を刺激活性化してくれたり肝臓や腎臓の解毒、排泄機能を助けてくれるのですね。結果、余分な代謝老廃物を体外に排出するのに役立つわけです。

生き物の活動性が弱まる冬の次の季節、春に芽吹く植物や新芽にそんな効能があるなんて、ほんとうにこの世の摂理はうまくできているなあと感動します。感謝ですわ。

なかなか一人暮らしではフキノトウや山菜を口にする機会はありませんが、実家にいた頃はよく父親が熊よけの鈴とラジオを下げて山菜取りに山に行っていました。こごみやウド、タラの芽、ウルイ、こしあぶら、わらび等々、あれは最高のごちそうでした。

そんなかんじです。ですが今回は、それじゃあ春の野菜を食べましょう! 旬の山菜、春野菜使ったレシピはこちら!というお話ではありませんので、肝腎の整体(オステオパシー)とデトックスのお話になります。(肝腎も肝臓、腎臓ですね。)

すみません。ちょっと前置きで長くなってしまいましたので、整体とデトックスのお話はまた次回にさせていただきます! 「初手▲2六歩」のお話もまた次回(笑)。

 

とりあえず、個人的には、ふきのとう味噌と蕨の一本漬、菜の花を使ったパスタが好きです!