院長が3年間で50万ぶっこんだ京都一とも噂される蕎麦屋!京都整体とは?第3回(全5回)
院長の小家大です。
僕は数年前に家族から蕎麦打ちセットをプレゼントされてから蕎麦打ちをしているのですが、
うまい蕎麦を打つためには自分が打ちたい蕎麦のイメージを固めないといけないと考え、京都中の蕎麦屋を食べ歩きました。
ミシュラン蕎麦屋にも通いましたし、病院や大学の前によくある秘伝のまずさを守り抜いている蕎麦屋、街中で観光客相手に50年続いているだけの蕎麦屋にも通い、たどり着いたのが「わたつね」でした。
この蕎麦屋は、こだわりの蕎麦をメインにしたいかにもな蕎麦屋(とりあえず店内が茶色)というよりは定食屋・食堂という風情で、まあなんというか「それっぽくない」という。だけど、蕎麦を頼むと気合の入った手打ちが出てくる。僕の好きな感じ。
煮物もてんぷらも丁寧な仕事をされていて、それでいて普通の価格帯。自社ビルだからできるっちゃそうなんだろうけど、これをやり続けてきたというのがすごい。
こだわり抜いた粉と水で打ち上げた、でかい皿ににちょこっと巻いてあるだけの趣味蕎麦は僕が打ちたい蕎麦ではないのでした。お高く留まり、かつ高すぎる。
もちろん、わたつねもこだわってると思いますがさりげなくやっているのにハイレベルというのが格好良い。
腹を満たす蕎麦屋です。
(リンクは最後に貼ってあります)
さて
10年前開業し
意図せずしてゆるい経営方針を持つに至った京都整体ですが
結果オーライ。
時代が良かったこともあって
うまいこといってしまいました。
さて、
ゆるさ以外で特筆すべき特徴がもう一つ。
院長が偉くない
ということです。
何らかの理由で外部から守らないといけない時は違いますが
基本的には、他のスタッフと一緒の立ち位置にいます。
- 初めての患者さんの施術に入る時「院長です」と言わない(権威の否定)
- 他の施術者が担当する患者さんと必要以上のコミュニケーションを取らないようにしています(来院動機において当事者間の信頼関係を重視する)
他にも理由はいろいろありますが、まあ弊害もあります・・・。
僕自身、偉い立場を演じるのが苦手でずっと拒否してきました。基本楽しい感じでやってきましたが、京都整体を運営する中で苦しかったといえば、権威ある立場として振舞うように周囲から求められた時かもしれません。
そもそも、僕自身のだめな部分を埋めるためにできたお店ですから
そこに縁あって働いてくれているスタッフは僕みたいなもんを人間として生かしてくれるありがたい人々な訳で
僕が「あれしろ!」「これしろ!」とか偉そうに言える立場ではないのです。
むしろ少し下なくらいです。
みんなでご飯食べに行ったら僕が全部出すのが当たり前な訳です。
一応、僕が整体院の代表なので、スタッフは仕方なしに顔を立てるという脚本を演じている関係性な訳ですね。
僕の価値観として
人間に便宜上を除いて上下はない。
と考えているので、この先どんなことがあっても僕が代表である限り変わらない方針です。
そして、僕が好きなようにするようにスタッフも頑張りたいときは頑張ればいいけど、
しんどい時はマンガ読んだり、昼寝したり、予約が入っていない時間に外に遊びに行ったりすることがあってもいい訳です(まあ大抵、勉強してるけど)。
ちなみに僕はいつも前述の蕎麦屋に逃げます。