子供さんの体と心の不調と電磁波の関係

京都整体の粟野です。

今日は電磁波のおはなしです。

結論から言いますと、赤ちゃんや小さいお子さんを抱っこしながらスマホはおすすめしません。

この姿勢ですと、お子さんの頭(脳)の近くに、操作しているスマホの位置がくることになります。

スマホからの電磁波の悪影響は少なからず耳にされたこともあるかと思いますが、小さい子供ではより顕著になります。

脳のニューロンの神経繊維(軸索)は通常、髄鞘(絶縁性のリン脂質の層)というものに包まれており、これが電磁波に対する防護服のようになります。しかし、胎児や乳幼児~幼年期は頭蓋骨が薄く、電磁波への防御となる髄鞘の形成も未成熟なので電磁波の影響は大きくなってしまいます。

下図は、中枢神経の各部位での髄鞘の形成のスタート時期と完成するおおよその年齢を表したもの。

2、3才~小学校入学までの年齢まででほとんど髄鞘の形成は完了しています。しかし、中学以降などで友達どうしのつき合いや部活の連絡、コミュニケーションのツールとして携帯電話は生活から切り離せない現状は確かにありますが長時間の使用は控えた方が良さそうだと思います。

また、この図で注目したいのはもうひとつ。大脳前頭前野にかかわる神経の成長は、20歳を過ぎるまで続いています。前頭前野は人間を人間たらしめる感情や精神活動、人間らしさ、思考や創造性などを担う脳の最高中枢です。

判断、思考、計画、企画、注意、抑制や我慢、コミュニケーションと深く関わり、他者の表情や声の様子などから気持ちを察する力、共感力やものごとに取り組む意欲や集中力と関係しています。

電磁波は前頭葉の血流の低下を引き起こします。

また、脳脊髄液の循環による頭蓋骨の非常に微細な膨張・収縮の動き、CRI(クレニオ・リズミック・インパルス )も弱まります。

以前、勉強会で患者さん役の方の頭に手を当ててCRIを手で感じ取りながら、その方のお腹や胸の上にスマートフォンを置いて変化を感じ取る実験をやってみましたが、ハッキリと変化があり驚きました。

脳を包む硬膜の緊張が引き起こされます。結果、循環させる力が弱まります。

電磁波は小さいお子さんの、アトピーや鬱、不定愁訴など多くの症状にも関わっています。

さらに、さまざまな添加物や化学物質の影響も重なって、複雑に絡み合っているようです。

この辺のお話は、仙台でアレルギークリニックをされております丸山修寛先生の著書に詳しくありますので、興味のある方はどうぞご覧になっていただければと思います。直接、講演を拝聴させていただいたこともありますが、たいへん勉強になりました。個人的には、血液脳関門(Blood-brain barrier, BBB)のバリア機能が弱まってしまうというお話が衝撃的でした。

現実問題として、スマートフォンやパソコンなどの電子機器がなければ私達、大人は仕事ができません。今、これもノートPCに打ち込んでいます。

やらなければいけないことでも、それも全部ひっくるめて大人は全部自己責任です。

でも、小さいお子さんは可能なかぎり守ってあげてください。

「原っぱを走り回るツインテールのツインズ(後ろ姿)」のフリー写真素材