頭の疲れ、こころの疲れ。

京都整体の粟野です。

桜の時期は本当にあっという間ですね。辛うじて休日に御園橋の南の方、川沿いの桜を今年も観ることができました。川沿いや城址公園のお堀に並ぶ桜の風景というのは日本の色々な土地でありますが、本当にきれいですね。

いろいろと考えるのをストップさせて、ぼーっと休めた良い時間でした。

今、このブログはもちろんパソコンに向かって書いているわけですが、普段、施術をさせていただいていると眼のまわり、こめかみや頭(前頭部から側頭部)などがとても緊張して硬くなっている方が少なくありません。自覚のあるなしは分かれますが、触ると圧痛や嫌な感じがします。「ナジオン」と画像検索してみて下さい。ここの部分がギューと緊張してきてしまっています。

現代人の人達はパソコンやスマホの画面を一日のなかで見ている時間は本当に長いと思います。さらに、パソコンやスマホだけでなく人工物を近い距離で見ることが仕事や生活の中ではやはり多いと思います。。眼は脳の一部分といっても良いくらい密接な器官であり、眼の疲れはほとんど脳の疲労に直結していきます。

頭を触った時の張りつめたような硬さ、緊張感は単に頭を覆う筋肉のコリだけではなく、頭蓋骨の微妙な歪みや脳脊髄液の循環の滞り、脳疲労の溜まった状態が表れているのです。

そしてこの頸から上の問題は頸から下の問題(構造的にも機能的にも)にも深く関係していきます。

からすまおいけの整体では、頭(頭蓋骨)の調整もしていきます。(頭もというよりは全身調整の中で頭だけ分けたりはしないという感じですね。)頭蓋骨の歪みを調整して緩めていくと、全身に良い影響が及ぼされます。背骨、骨盤、体の重心軸が整い、頭の歪みと緊張が取り除かれると、脳の体に対する管理能力が上がるのですね。(元の健康な状態に戻りやすくなります)内側からの健康が引き出され、皆さんお一人お一人が持っている内側からの「健全に保つ力」がうまく回り出して働いていきます。もちろん、自律神経の働きにも良い影響があります。

人差し指から薬指までの4指をそろえて指のお腹の柔らかい部分で優しくこめかみやおでこを指を滑らすように触ってみてください。硬い感じがわかるでしょうか? 頭痛などの自覚症状が無い人でも緊張感が高かったり左右差が大きい人は少なくありません。

脳の疲労も影響しています。現代人は左脳の疲れが大きく右脳は逆にあまり使われていないといいます。また、精神的なストレスも何かしら乗っかっているでしょう。 自分でできることとして、左脳を休ませて右脳を使ったり心地よい楽しい刺激を入れてあげてください。スマホやパソコンから離れて、心地よい音(歌がないもの)や好きな匂いをアロマやお香で焚いてみたり、できる方はスポーツや楽器の演奏なども良いようです。また、前回の話にでた瞑想もとてもよいです。

個人的には森の中を、森の中の匂いや音に意識を向けて感じ取りながらウォーキングをする森林浴がとても心身には良いのではないかと思います。

実家の父親が行っていた山菜やきのこ採りは実はすごく脳に良かったのかなと今になって気付きました。そう考えると渓流釣りもなかなか良いですね。昔、ブラッド・ピットが出ていた「リバー・ランズ・スルー・イット 」を観てフライフィッシングに憧れた時がありましたが、趣味にしてもいいかもしれない・・・。

(話は逸れますが、ブログを書いていて思い出しましたがフライフィッシングを抜きにしても良い映画だなあと思います。同じく昔の映画で、「ギルバート・グレイプ」や「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」なんかも思い出されました。どの作品も登場人物たちはいろいろと人生の中で抱えながらも映画の物語には救いのようなものがあります。今の映画にはなかなかないあの雰囲気も良いですし、良かったら観てみてください。)

 

 

話は戻ってなのですが、お体の不調には頭(脳)や心の疲れやはり大きく関わってきますので、この部分でのケアやリカバリーも何かしらしていただければ幸いです。栄養ドリンクとかではなく、脳と心を休めたりリフレッシュさせてあげてください。プラス、お体を整体で整えていくと、相乗効果でとても良い影響が出てきます。

どうぞ溜めこまないように、一日の最期には肩の力を抜いて目を閉じてくださいね。