酸素カプセルのメカニズム教えます。

当院には酸素カプセルが3台設置されています。

院長曰く3台酸素カプセル設置している治療院は珍しいらしいです。

私が酸素カプセルの存在を知ったのは、確か・・・

2002年に日韓合同で開催されたサッカーのワールドカップ前にイングランド代表のデビット・ベッカム選手がケガの早期回復のために使用したのがTVで放送され、日本中が酸素カプセルってなんや!!って、騒がれていた頃に初めて知りました。

そんな酸素カプセルについてお伝えします。

みなさん酸素カプセルに入ると酸素が大量に発生してそれを吸って身体が良くなると思っている方が多いのですが、それはちょっと違います。

実際、酸素カプセル内の酸素濃度が上がりわしますが・・・。

大切なのは気圧が上がることで血流の流れが良くなる事と、酸素が血液中に取り込みやくなる事なのです。

 

なぜ血液中に酸素が溶け込むようになるのか?

「ヘンリーの法則」というのがあるのですが、

液体に気体を溶け込ますのに圧を加えると気体は液体に溶け込みその圧に比例して溶け込む量も増えるって法則です。

液体=血液、気体=酸素 です。

分かりました?

なぜ血流の流れが良くなるのか?

血液やリンパ液、体液などは血管やリンパ管を通って身体の隅々まで運ばれて行きます。

みなさん、ちょっとイメージしてほしいのですが、ホースで水を撒くときに、ホースの先を押さえると勢い増しますよね!!

この状態が身体に圧がかかると筋肉や血管が圧迫されて血液の流れが速くなり体液循環が良くなるのです!!

ホース=血管 水=血液

この二つが酸素カプセルに入ると身体が良くなる大きな理由と言えます。

 

他にもあります。

「レオロジー効果」

身体全体に均等に圧力がかかる事で、骨格、筋肉の歪みが調整される効果が期待されます。

強い筋肉の緊張や骨格の歪みは調整されにくいので、整体での調整をオススメします。

 

「溶解型酸素」が身体に溶け込む量が増える。

体内に取り込まれる酸素は、大きく2種類あり、通常の呼吸で取り込まれる酸素は血液の中に含まれるヘモグロビンにくっついて血管を通りいろいろなところに運ばれて行きます。この酸素を「結合型酸素」と言います。

酸素のサイズが大きく毛細血管を通り難くヘモグロビンの量より多くは運べません。

もう一つが「溶解型酸素」という酸素で、「結合型酸素」と比べると大きさが違い、すごい小さな酸素です。

毛細血管を通りやすく、ヘモグロビンにくっつかなくても身体の隅々まで運ばれて行きますが「結合型酸素」と比べると極少量しか存在しません。

通常の呼吸や酸素吸入だけでは「溶解型酸素」増やすことはできないと言われています。

高気圧下では、身体に溶け込む酸素の量が増えるので必然的に「溶解型酸素」の量が増えると言われています。

 

酸素カプセルの中に入ると、これらの事が身体の中で起こり、いろんな症状の効果が期待されると言われます。

 

症状別に酸素カプセルに入るとなぜ改善されるのかを簡単に説明します。

首、肩こりなど

身体のこりは血液循環が悪くなると、筋肉の緊張や老廃物の蓄積で凝り固まってしまいます。

酸素カプセルに入って頂くと、強制的に血流が良くなるのでコリが改善します。

二日酔の症状の改善

二日酔はアルコール分解するときに生成されるアセトアルデヒトによって症状が出ます。

アセトアルデヒト分解するのは肝臓なのですが、肝臓は常に身体全体で消費される約50%酸素消費して機能を維持しています。

アルコールを摂取すると身体の酸素濃度が低下してしますので肝機能が低下します。

酸素を供給することで肝機能が上がり二日酔が改善されます。

美肌・美髪・アンチエイジング

肌は毛細血管がとてもたくさんはりめぐらされています。

酸素はヘモグロビンにくっついて運ばれるのですが、古くなったヘモグロビンは柔軟性がなくなり毛細血管を通ることができません。

結果、皮膚や髪の毛乳頭に十分な酸素や血液が行きわたらなくなるので、肌のハリや潤いが低下したいり、髪の毛のコシや艶がなくなってしまいます。

酸素カプセル発生される酸素は溶解型酸素と言われる細かい酸素で、へモグロビンにくっつかなくても血中に溶け込み毛細血管にを通ることができます。

毛細血管に酸素や栄養が行きわたり、皮膚や髪の毛が元気になるのです。

疲労回復

身体の疲労は血行不良や老廃物の蓄積により、疲労した細胞内に酸素や栄養が供給されにくくなることで起こります。

酸素カプセルに入ると血液循環や老廃物の循環が良くなるので、疲れた細胞に栄養と酸素が供給されて元気に なり、疲労が回復されます。

ケガの早期回復

ケガをすると、患部を治そうと体液が集まってきます。

役目を終えた体液は老廃物となり身体を循環するのですが、傷ついた細胞内は老廃物で一杯になっています。

老廃物が停滞いていると、新鮮な栄養や酸素が供給されにくくなるので、回復が遅くなってしまいます。

酸素カプセルに入ると、血液循環が良くなり、老廃物の循環が良くなり新鮮な栄養や酸素が供給されやすくなるので、ケガの回復が早くなります。

むくみ、冷えの改善

むくみは体液循環が悪くなると血管内の組織液が血管外に染み出して筋肉にたまり起こります。

冷えは血液循環が悪くなることで代謝量が下がり、身体が冷えてしまいます。

酸素カプセルに入ると血液循環がよくなるので、むくみも冷えも改善されます。

睡眠障害の改善

睡眠はメラトニンというホルモンが深く関係しているのですが、脳内の松果体と言われるところから分泌されます。

脳内の血流や酸素濃度が低下すると、ホルモンの分泌が低下し、睡眠障害になってしまいます。

酸素カプセルに入ることで、血流と酸素濃度が改善され、よく眠れることが期待できます。

頭がボーっとして頭がまわらない、集中力が続かない

なぜ頭がボーっとするのか?

それは、脳内の酸素濃度が低下しているためです。

脳は体全体の約25%くらいの酸素が使用されていると言われています。

脳内が酸欠状態になると、頭がボーっとしたり、集中力が低下してしますので、酸素濃度をあげてあげると頭がスッキリしたり、集中して物事に取り組むことが期待されます。

 

などがあります。

取り込んだ酸素はどれくらい持続するのか。

取り込んだ酸素は約72時間で消費されると言われています。約3日間です。

 

理想的な使用方法としては4日に1回を2,3回続けて入ると効果が実感される方が多いです。

実際、1回入っただけでは、効果があまり実感できないと言われる方が多いです。

実感できなくても身体の中では必ず変化は起きています。

血流が良くなるので身体や手足の先が温かくなっていれば、効果が出ている証拠です。

続けて入るともっとわかりやすくなります。

 

ご覧いただきありがとうございました。

京都整体からすまおいけ  浅生

 

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