誰かの一日を
おはようございます。京都整体の粟野です。
今年も、本日30日、14時までの営業となりました。
沢山ある整体のお店の中から、選んで来ていただいて、来店を重ねていただいてありがとうございます。施術させて頂けたご縁に感謝いたします。
明日は大晦日で一年の最後の日ですね。年賀状も投函し終えて、今年も一年お疲れ様という雰囲気が漂うこのなんともいえない日本の年末の空気感は自分は結構好きです。その年にやり残したことも、肩に乗っかったものも、とりあえず横に置いといて、「まあ、一息つきましょう」と、ひととき休ませてくれるような時間と勝手に思っています。
そして毎年大晦日になると、思い出すことがあります。
今年最後のブログ。これから書く内容は、書こうか迷いましたが、よかったら読んで頂けましたら幸いです。
京都に来る以前に私が地元のカイロプラクティックの治療院で働いていたころ、大型ショッピングモールの中に入っている店舗でしたので、毎年、大晦日~正月三が日のシフトは、ほぼ出勤でした。
10年程前のその年の大晦日も、19時くらいまで施術に入っていて、
「お疲れ様~、良いお年を~(また、明日の朝に会うけどな(笑))」
みたいなかんじで職場を出て、帰宅するために車のエンジンをかけて走り出しました。
冬場の車での通勤は片道1時間ほどで、運転中はラジオを聴くことも多く、その日は紅白のラジオ放送を聴くためにNHKFMを聴いていました。(多分、Perfumeの出場が二回目か三回目あたりだったと思います。)
走り出して少し経った時にラジオから流れてきたニュースは、その日のお昼に起こった県内の事故を伝えるものでした。20代の若いお母さんと、小さいお子さん、お母さんの両親が乗った軽自動車が雪道でスリップして対向車と衝突。運転していたお母さんとその母親が亡くなられたという事故でした。大晦日、正月の買い出しの為の外出だったかと思います。
「早くコタツにあたってビールを飲みながら、お寿司を食べたい。」と車を走らせながら考えていた私は、なにかやましいような後ろめたいような気持ちになりました。
なんでよりによって今日なんだろう。とも思いました。
(もちろん、不幸に見舞われるのによい日などありませんが)
夜、8時近くでしたので、両脇を田んぼに囲まれた国道を走っていると、遠くにはたくさんの家々やマンションからの明かりが見えます。31日の夜です。実家に帰省した家族とテレビを観ながら笑顔で食卓を囲んでいる家々も多い思います。毎年そうだと思います。
遠目には同じように見える光の中。でも、そうでない一つ一つの光もあるのだと。
今年は元号が令和に代わりました。今年もいろいろな出来事がありました。
とても痛ましい事件や事故がありました。
何かができるわけではありませんが、できるだけ忘れないで記憶しておきます。
今夜の夜行バスで実家に帰ります。2日の日に、仙台の友人とまた会います。
今年も読んでいただいてありがとうございました。