肩が痛い、腕が上がらない、などの症状の方で、「四十肩と五十肩の違いって何?」や「私、四十肩、五十肩になってるんじゃない?」
など、よく聞かれることがあります。
四十肩、五十肩も症状的には大体同じで、「肩関節周囲炎」という正式名称があり、
40代、50代に症状が比較的多く出る事から、四十肩、五十肩と呼ばれています。
※以降は四十肩、五十肩を肩関節周囲炎と改めさせて頂きます。
以下の症状があると肩関節周囲炎になっていると思われます。
・腕が上がらない、
・髪や背中が洗えない、
・女性ならブラジャーがとめられないなど。
肩関節周囲炎は自然に治るのは治るのですが、長い期間がかかる場合が多く、1~2年くらいはかかると言われています。
なてしまったら大変なので、予防策を3つお伝えします。
①肩関節の可動域をMAXで使うような運動を日ごろから行う。
どの関節も靭帯や筋肉がついていて、関節を動かさなくなると、筋肉や靭帯は硬くなってしまいます。
腕を大きく、回すだけでは先ほどお伝えした4つの筋肉はさほど影響されません。
上半身を使って肩甲骨から腕にかけて大きく回してください。
②手や腕を酷使しない。労わってあげてください。
なぜかと言うと、手や腕の筋肉や筋膜が肩甲骨、肩関節にかけて密に連動しているからです。
ホンマか?と思う方も多いと思いますが本当です。
腕のマッサージや手首を曲げてストレッチしてもいいと思います。
③猫背にならないように心がける。
猫背になると肩が内に入ってしまい、鎖骨の可動も悪くなるからです。
なんで鎖骨!
鎖骨は腕を上げるときにとても重要な役割をしているからです。
鎖骨が骨折したら腕は上がりません。
なので普段から猫背にならないように心がけましょう。
ではなぜ、そのような事が出来なく無くなるのか。
腕を動かす時にとても大切な筋肉が4つ肩甲骨から上腕骨に付いていて、
それらの筋肉が何らかの原因で炎症が起き、動きに制限をかけてしまうからなのです。
※4つの筋肉、棘上筋(きょくじょうきん) 棘下筋(きょっかきん) 小円筋(しょうえんきん)肩甲下筋(けんこうかきん)という筋肉。
炎症が起こるのは、それらの筋肉が緊張して血行不良になり、栄養や酸素の供給、老廃物の循環が悪くなっているためです。
他にも肩関節の石灰沈着や骨化、腱板の損傷や断裂なども原因の一つになります。
毎日一回は上半身使って腕を大きく回してください。
ご覧いただきありがとうございました。
京都整体からすまおいけ
浅生